家族や友人のサポート
病気を正しく理解し、家族が病気であることを受け入れましょう
- 統合失調症という病気やそのつらさを理解する
- 通院や服薬状況を確認し、サポートする
- 医師へ日常の様子を伝える
- 心配すぎや過保護・過干渉にならないように
- 感情的にぶつかったり、つきはなしたりしない
ご家族や友人などのサポートする方へ
統合失調症の治療は、長期を要します。患者さんをサポートする側の健康もつねに考えながら息の長いサポート体制を整えていきましょう。自分自身の生活を犠牲にして献身的にサポートするというやり方では患者さんもサポートする側も疲れ果ててしまいます。
日々の楽しみも持ちつつ、自分自身も健康で生きがいのある生活ができるような調整も必要です。同じ悩みを持つ家族会などで交流をしたりして情報交換したりするのもいでしょう。
再発しやすい病気です
統合失調症は再発をしやすい病気です。症状が治まったと思っても、長期にわたる治療が必要です。治療は勝手に中断せず、必ず主治医の指示に従居ましょう。治療を中断することで、再発を繰りかえすと、次のようなリスクがあります。
再発を繰り返すとおきるリスク
- 精神機能や社会的機能が低下して、これまでできていたことが出来なくなる
- 薬が効きにくくなる
- 再入院になることが多い
再発の兆候
再発の兆候(サイン)は人それぞれ違います。しかし、それぞれの患者さんの兆候(サイン)は、毎回同じようなパターンで始まることが多いのです。いつもそばにいる方は、その変化に気づきやすいので、「いつもと違う」「前回の再発時もこんな感じだった」などの気づきがあったら再発の可能性を疑って、すぐに受診させるようにしましょう。
家族がわかる再発の兆候(サイン)の例
- 眠れない日が続くようになる
- イライラしている
- 食欲が落ちている
- あせりや不安を訴えることが多くなる
- そわそわして落ち着きがなくなる
- ぼーっと考え込んだりする
- 被害的で疑い深くなったりする
- 発病時の体験を昨日のことのようにいきいきと語るようになる
- 高揚した感じとなり、行動的になって異性に告白したり、仕事にトライしたりする
- デイケアや作業所を急にやめて、仕事をさがしはじめる
制度をうまく利用しましょう
統合失調症の方を支える制度(福祉サービス)には次のようなものがあります。
うまく活用していきましょう。
医療費のサポート:自立支援医療(精神通院)制度
医療機関への通院でかかる医療費の自己負担分を原則1割に軽減できる制度です。
世帯の所得によって1ヶ月あたりの自己負担限度額が決まっているので、安心して治療に専念することができます。
暮らしと社会生活をサポート:精神障害者保健福祉手帳
精神障害を持つ人の自立と社会参加を促進するための制度です。手帳を持つことで、公共料金の割引や税金の控除など、さまざまなサービスを受けられます。自治体によってサービスの内容が異なるので、詳しくは自治体へご相談ください。
障害年金
病気などで働けなくなった人や、障害で生活が困難になった人を対象に、国や自治体が生活を保障してくれる制度です。
就労をサポート
- ハローワーク
- 地域障がい者就業センター
- 障がい者 就業・生活支援センター
- 就労移行支援事業所
病気の症状が安定してきたら、治療を続けながら仕事をすることも可能です。上記の施設では、仕事をさがすための情報だけではなく、仕事をする自信がない方や続ける自信がない方などを対象としています。



